経済学の考え方をベースに、情報通信分野(ICT分野)のサービスや競争、ルールや政策について研究しています。
とくに、“情報”に注目し、情報の価値そのものや、情報が私たちの判断に与える影響、また、SNSをはじめとしたサービス(プラットフォーム)上で流れる情報(投稿やコンテンツ)の問題について考えています。
情報の価値・パーソナルデータの価値
私たちにとって価値を持つ情報はたくさんあります。 例えば、私たちは商品やサービスを購入するとき、その商品やサービスの品質だけでなく、どういう企業が提供する商品・サービスなのかというブランドという“情報”にも影響を受けます。このような情報にどのような価値があるかを分析しています。
とくに、私たちの購買履歴や位置情報、検索履歴といった個人に関する情報(パーソナルデータ)の利用価値は年々高まっています。このような“私たちの情報”にどのくらいの価値があるか、それらの価値を私たちがどこまでわかっているかを分析しています。
プラットフォーム上の情報流通の在り方
LINEやYouTube、Googleなどは、私たちの投稿や動画コンテンツ、検索結果を流すためのサービスです。このようなサービスをプラットフォームと呼びます。いま、このプラットフォーム上を流れるさまざまな情報について、フェイクニュースや誹謗中傷、違法・有害情報に関する問題が深刻化しています。 これらの問題を解決するため、私たち利用者がどこまで理解し、逆にどこまで誤解しうるか、また、どのようなルールが望ましいかを分析しています。
“情報的健康”
私たちが接しているインターネットの世界(情報空間)は、プラットフォームによるレコメンド(おすすめ)などによって、効率よく便利な情報に接することができるようになっています。一方で、プラットフォームのレコメンドによって、いつの間にか特定の分野の情報のみにしか触れられない環境になっていたり、偏った情報しか目の前に現れなくなったりしています。 私たちにとって、ぱっと見、心地よい・都合がいい情報“のみ”に触れることに問題がないのか、問題があるとすればどうすればよいかについて、分析しています。